新潟大学旭町学術資料展示館では、「蘇る山古志の民具」展が10月24日まで開かれています。2004年の新潟県中越地震に際し、新潟史料ネットの手で保全され、新潟大学の学生の手で15年かけて整理が続けられてきました。
地元の新聞、「新潟日報」にも記事が載せられています。ご案内が遅れ大変に申し訳ありませんでしたが、是非御覧ください。
山古志の暮らし支えた民具 一堂に
新潟大学旭町学術資料展示館では、「蘇る山古志の民具」展が10月24日まで開かれています。2004年の新潟県中越地震に際し、新潟史料ネットの手で保全され、新潟大学の学生の手で15年かけて整理が続けられてきました。
地元の新聞、「新潟日報」にも記事が載せられています。ご案内が遅れ大変に申し訳ありませんでしたが、是非御覧ください。
山古志の暮らし支えた民具 一堂に
当新潟歴史資料救済ネットワークは、去る5/1(土)に上越市頸城区の個人宅において、緊急の保全活動を行いました。これは数年来越佐歴史資料調査会が調査対象としていた旧家ですが、この冬の大雪で建物に大きな被害を受けたことから、同会より当ネットに依頼があったものです。
コロナ禍に鑑み、また諸般の事情から大型連休中に実施する必要がある緊急案件であったため、新潟県内在住で、乗りあわせをせずに現場に到着できる方に限りMLで募集をしました。結果、越佐歴史資料調査会の世話人メンバー9名にあわせて、新潟大学関係者3名、長岡市立中央図書館文書資料室1名、新潟県立歴史博物館1名の14人による作業となりました。
当日は最後の保管施設への運び入れの段階で雨に降られてしまいましたが、それまでは概ね順調で、1トン車約三台分の史料を蔵から運び出すことが出来ました。蔵の破損はあまり大きくないのですが、今回保全した史料には湿気を含んだものもみられ、この段階で運び出せて良かったと考えております。
今後の史料の扱い等は、越佐歴史資料調査会と連携して進めていくことになります。以上、遅くなりましたがご報告でした。
山形ネットからの情報を共有します。
山形ネットでは8/1に被災地域の調査を行い、地元博物館、文化財保護審議会委員等からも聞き取りを行ったうえで、当面レスキューが必要な歴史資料はないことを確認したとのことです。今後とも被災資料が隠れていないか情報収集をすすめるとのことです。
山形文化遺産防災ネットワーク(山形ネット)の活動については、以前の記事でも紹介いたしましたが、このたび同ネットの活動にかかわる呼びかけが、地元の山形新聞で報道されましたのでシェアいたします。
7/28来の最上川流域での水害に遭われた皆様には、心からお見舞い申し上げます。
山形文化遺産防災ネットワーク(山形ネット)では、このたびFacebookpageを新設し、民間所在水濡れ資料の廃棄防止の呼びかけを行っています。
https://www.facebook.com/127173415752439/photos/a.127972199005894/127975819005532/
また、事務局の小林貴宏さんからは、次のような呼びかけがなされています。
今回の以下の点について、全国の皆さまの協力を求めます。
①山形県内の文化財被災状況について、何かお耳に入る機会があり、山形ネットでお手伝いできそうな事案をお聞き及びの際の当方への情報提供。
②資料所有者など、お知り合いの方々にお声がけ。山形には、公的機関が民間所在資料へ働きかけをかけることはほとんどありません(指定文化財以外)。
③保全活動や資料保管場所の提供、情報収集など、ご協力いただけそうな方への働きかけ。
④報道関係など発信力をお持ちの方は、資料保全呼びかけへのご協力。
以上です。新潟ネットとしても隣県の活動に出来る範囲で協力して参ろうと思います。
来る7/23日から4連休がはじまります。国のGoToキャンペーンも始まりますが、新型コロナウイルス感染症への感染が拡大している状況の中、長い休みを家で過ごす、そうだこの際大掃除をしようと思い立つ方もおられることでしょう。
宮城資料ネットでは、GWに続きこの度もまた「コロナ断捨離の、その前に」という呼びかけを行っています。当新潟史料ネットでも、これにならい、ひろく呼びかけをしたいと思います。
家の大掃除をしていて出てきた古い書類や道具、それらは家や地域の歴史を語る貴重な証人となるものかもしれません。捨ててしまうのはちょっと、と思われましたら、ぜひ地元市町村の教育委員会、または下記新潟史料ネット事務局までお知らせください。
新潟歴史資料救済ネットワーク事務局
950-2181 新潟市西区五十嵐二の町8050
新潟大学人文学部 原 直史 研究室気付
hara■human.niigata-u.ac.jp (■を@に変えてください)
025-262-6445 (時節柄不在時が多いですので留守電にメッセージをお願いします。折り返しご連絡します)
愛媛史料ネットからの情報です。愛媛県立歴史文化博物館では、このたび水損資料レスキューの手引きを公開しました。2年前の西日本豪雨による被災資料保全に基づいた詳細なものです。下記リンクよりご参照ください。
信州資料ネットでは、昨年の台風19号で被災した歴史資料の保全活動が営々と続けられています。この度は講師をお招きして、掛軸の本格的な保全活動に入ったとのことです。
https://www.facebook.com/100042587304196/posts/283008993128675/?d=n